ただの存在

 

夕方

 

部屋で本を読みながら

 

お茶を飲んでいた

 

ふと上を見上げたら・・・

 

 

 

KAMAKIRI !!! ( KAMAKIRI )

 

 

昨年

 

夏の終わりに

 

わが家の網戸に

 

かまきりがずっといたことがあった

 

 

今回は 室内

 

 

うそでしょう~?

 

と思いながらも

 

なんだか

 

あきみな気がしてならない

 

 

ず~っとこっちをみてる

 

 

しばらくすると・・・

 

電気のなかに姿を消していった

 

 

そして

 

あきみ姉帰宅

 

 

「 あき来てるよ♪ 」

 

 

なんて冗談をいいながら

 

部屋に入ると・・・

 

 

あれ?

 

隠れたまま

 

 

しばらくして夕飯が始まるころ

 

のそのそと姿を現した

 

 

私たちがごはんを食べている間

 

かまきりはずっと頭上にいる

 

 

何かしているわけでもなく

 

ただ だまってずっとそこにいた

 

 

あきみ姉が

 

「 かまきりって何してるんだろうね? 」

 

と聞いてきた

 

 

わたしは

 

「 生きているんだろうね 」 

 

と こたえた

 

 

ただ存在してる

 

たぶん これだけ

 

 

なぜならば・・・

 

 

命が与えられているから

 

 

そんな気がした

 

 

人間は考えてしまうから

 

「ただ」の存在にはなかなかなれない

 

 

でも

 

「ただ」の存在として

 

自らを感じることができたとき

 

本当の生まれてきた目的に近づけるのかもしれない

 

 

ただ存在するために生きている

 

 

一体どれだけの人がこのことを感じ得るだろうか?

 

 

ふと

 

かまきりを前に

 

自分たち 人間のこと

 

そんなことを思った

 

 

そういえば

 

相田みつをさんの言葉にこんなのがあったなあ

 

 

「 花はただ咲く ただひたすらに

 

  ただになれない 人間のわたし 」

 

 

人間である以上

 

考える存在

 

 

だけど

 

そこを越えた境地に 

 

きっと 誰もが向かっている

 

 

そんな風に感じた日

 

 

しばらく

 

かまきりくんと同居します

 

(このサイズで外に出したら

 鳥に狙われてしまうから)

 

 

今日の夕方の空

 

とても神秘的

 

 

最近

 

すてきな空の日が多い♪

 

 

18:30すぎ

 

とても見応えあります

 

 

 

 

 

 

 

 

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