社会復帰?

 

2月

 

わたしたち家族にとって特別な月

 

日々

神聖な心持ちで過ごしている

 

といっても毎日様々なことがあり

心も体もたしかに「今」を生きているのを感じる

 

 

3年前のあきみの旅立ちとともに

これまで多くの方々と

たくさんのご縁があった

 

それらはすべて

あきみを通じてのご縁たち

 

それらに感謝しながらも

なんとも不思議な感覚を抱くときがある

 

そもそも

あきみがなくならなければなかったであろうご縁の数々

 

あきみが8歳8か月

 

と早々にこの人間の世界を旅立ってしまったからこそ

生まれたご縁

 

そのひとつひとつをあらためて顧みることがある

 

わたしたちにわたしたちの人生のストーリーがあるように

どの人にもそれぞれのストーリーがある

 

そして必要があって

 

人と人がめぐり合い

人生と人生が関わり、重なり合って・・・

 

考えていくと

なんだか不思議な気持ちになる

 

それらの出逢いの背景には人間の感覚では

計り知れないような自然な流れがある

 

天の計らい?

 

そんな風にも思える出逢いがある

 

どうしようもない状況にもがき苦しみながらも

この状況に逆らわず

なんとか身を任せて生きることができるようになりたい

 

そう思って生きてきた日々

 

そうしていくうちに

なんだか自然と意識の流れのようなものを感じるようになった

 

 

その出逢いのひとつひとつに意味があるようなないような

不思議な感覚もある

 

深く考えてもわからないことがたくさんあり

 

そういうときはただただひたすら

自然に身を任せてみる

 

心がけることはたったひとつだけ

 

目の前の人と精一杯向き合う

 

そのことだけに集中し

ときのなかに身を置く心地よさ

 

なんともいえない

 

そうしていくと

いずれ何かが変化してくる

 

視界が拓けてくる

 

きわめて感覚的なことだから

ことばにすると難しくなるけど

 

もしかしたら

意識に上らないレベルで

多くの人が感じたことのある感覚かもしれない

 

 

そういった日々のなか訪れた

最近の流れ

 

今わたしはなんでだか

からあげ屋さんのお手伝いをすることになり

時々仕事にでかけている

 

お米を研いだり

調理器具を洗ったり

からあげのお弁当を詰めたり

からあげの数を数えたり

レジでお客さんとのやりとりしたり

・・・・・・・・

 

結構いろいろな仕事がある

 

これもまた流れのひとつ?なのか?

 

考えてみてもよくわからないけど

 

今を楽しんで

目の前のできることに集中していけたら・・・

 

それで充分かな?と思う

 

 

わたしにとって3年ぶりの仕事を

あきみ姉は「社会復帰」といった

 

へ?そういうことなの?

 

なんだかしっくりこない。。

 

わたしはあきみがなくなってから

あえて働くことをしてこなかった

 

自分自身の意思で

 

あきみと

自分自身と

家族と

人々と

 

とことん向き合う!

 

苦しい状況だからこそ

そうしたい

 

心からそう思ったから

 

それがいちばん重要だったから

自らそうしてきたのだと思う

 

社会的に、とか

個人的に、とか

そんなことどうでもよかったのかもしれない

 

苦しんでる自分がただ存在してる

 

それだけで充分意味があった

 

そう考えていたわたしにとって

あきみ姉の「社会復帰」ということばは

少しばかり違和感だけど

 

あきみ姉がなんだか少しうれしそうにしているのに気づく

 

生きるのがやっとだった日々から

今のわたしをみて安心し

微笑ましく見守ってくれているのを感じ

 

「まあいっか?!」

 

自分自身もなんだか気分が良くなっていることに気づく

 

 

自分自身に感じる安心感・満足感

 

わたしにとって

わたしがわたしの人生を生きるのに

もっとも必要なもの

 

日々のささやかなしあわせは

感じようとすれば感じることができる

 

自分自身

そうしようと思わなければ

きっとどこにも見つからない

 

わたしたち家族は

 

ひとりひとりの心のあり方を微細に感じ合うことができ

お互いがお互いの個を尊重することができている

 

とっても心地のよい距離感

 

あきみといたときも

そうでなくなった今も

わたしたち家族のあり方は何ひとつ変わらない

 

それぞれがそれぞれの人生を生き

互いに寄り添い

個々の課題に向き合いながら

互いの存在を感じながら

そばに居続ける

 

状態・あり方こそ変わったけれど

あきみももちろん一緒

 

そのことに今は安堵し

しあわせを感じることができている

 

しあわせは日々の安息を生み

こころに平安を与えてくれる

 

 

 

 

わたしの幼少期のおひなさま

とともに

あきみが幼稚園のときに創作したおひなさま

あきみ祖母の陶芸創作おひなさま

 

ちょっと首をかしげて

恥ずかしそうにしているお内裏様がなんだかあきみっぽい

 

今年もひな祭りをお祝いできた♪

 

 

 

 

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP