無限の世界へ…再び

こんにちは。あきみ父です。
「森で迷っとき、スマホと方位磁石、どっちが欲しい?」

ある日の夕食のときの、妻と娘の会話です。

デジタルとアナログ…

デジタルな考え方で「円」を書くと、角ばった円になります。円周率を3.14として円を書くと、厳密には多角形です。

円周率は、3.14159265…と無限に続く数値…、ということは、円は無限を表現したものなんだ!(今気付いた^^;)

アナログレコードの音は、CDの音に比べて柔らかいとか、どちらかというと良い評価が様々あります。

うなずけます。デジタル化された音と音の間には、デジタルでは音は存在しませんが、アナログでは無限に存在するのです。

その「無限」を人間は形にすることができないので、

円周率では、永遠に続く数値をπという記号に置き換えてしまっています。

アナログな音(データ)をコンピューターで処理するには、膨大な時間を要するため、適当に間引いて有限のデータ数に変換(デジタル化)しています。

人間は何かを考える(処理する)とき、有限に物事を見る(定義する)しかないのかもしれませんね。

 

しかし、「感じる」ことはどうでしょうか?

絵画、書、建造物、音楽などなど、これらの創造物は作者の心の表現です。

具体的に目に見えるのは、そこに描いてある花だったり風景だったり色だったり、書であれば、文字…
だけなのですが、
10人が同じものを表現しようとすると、10通りのものができるはずです。

それは、その人の心が作品に表れるからです。

そして、それを見る側は、

 この絵、楽しそうだね

 この書は迫力あるなあ

 どうのような気持ちでこれを書いたのだろう

 …

作者を「想い」、作者の気持ちを「感じ」、そのときの情景・空間を「想像し」、

見る側も嬉しくなったり、悲しくなったり、様々な気持ちの変化が表れます。

「想う」こと、「感じる」こと、「想像する」こと、そして、

「心を表現する」ことは、無限の世界なのですね。そこには定義なんて存在しないのですから。

IoT(Internet of Things)なんて言葉も流行って、現代は無機質なコミュニケーションツールで溢れかえっています。

そのような有限なモノたちを時々はわきにおいて、無限の世界に一歩入り込んでみると、

方位磁石を片手に悩み事の森から抜け出し、心が洗われ、良い気持ちに浸れるのではないかと思います。^^
 

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