Mandyとのおもいで

2013年6月~7月にかけて、
わが家にアメリカから女の子がやってきました。
名前はMandy。
1か月半、夏休み前のショートホームステイ。
家族として過ごしたことをいつも懐かしく思い起こします。
とても活発。利発な子でした。
ソフトボール、テコンドー、マーチング・・・
たくさんのことを積極的に楽しんでました。
地元の高校に受け入れてもらい、
毎日の学生生活もエンジョイしました。
その力強い生き様に子どもたちはもちろん、
私たちおとなも多くの刺激を受けたのを覚えています。
英語の話せない夫婦二人、必死で全力で彼女と向き合いました。
日本のお父さんとお母さんですから。
子どもたちは・・・
全然大丈夫でしたね。
言葉が通じなくても同じ空間にいることで多くを共有できていました。
最初はお互い戸惑いもあったみたいだけれど、
途中からは容赦なくお互いの個性をぶつけ合っていました。
みていてなんとも微笑ましく、
楽しかったことが今でも鮮明に残っているのです。
あきみの旅立ちを知ったとき、Mandyは嘆き悲しみました。
「SEE YOU AGAIN!」
そういって日本を後にしたから。
遠く離れていてもいつかまた必ず会える。
お互いそう信じ、抱きしめ合って、
再会を約束して別れたのですから。。。
まもなく、アメリカからカードとレゴのモチーフのブランケットが届きました。
レゴが大好きだった、レゴが得意だったあきみ。
このことを知っているMandyと母親はブランケットを作って送ってくれたのです。
私たちはこのファミリーの思いやりとあたたかさに心を打たれました。
と同時にそのブランケットの存在をもってして、
あきみが本当にこの世を去ったことを改めて感じていたのです。
心は深い深い闇の中へと沈んでいきました。
もう2度と浮かび上がってはこれないだろう。
そう思うくらい深く暗く冷たい闇でした。
アメリカのファミリーはことあるごとに、
私たち家族が元気に過ごせているか?
と尋ねるメールをくれました。
対応ができずにやり過ごしたことも多々あります。
日本語ですら人とコミュニケーションするのがしんどい時期。
英語の苦手な私たちは相手に届く英語を考えることができなかった。。
しかし、時が進むにつれ、徐々にではあるけれど、
連絡に応じることができるようになっていきました。
そして今年。
彼女に渡したい、と思っていたアルバムに再度手をつけ始める気持ちになったのです。
昨年、一度試みましたが、楽しそうな写真たちを深く傷ついた心で扱うことはとても辛く、
まだできない、とあきらめ、そのまま放置しておくことを選択したのです。
自分の心を守るために。。。
それからもアルバムのことはずっと頭にあり、気になっていました。
なんとか完成させて、あきみと兄弟として楽しい時間をともに過ごしてくれ、
素晴らしい思い出を共有してくれたことへの感謝の気持ちを彼女に伝えたい。
ずっとそう思い続けていました。
自分で完成させるしかない。
そう思い立ち、始めてみたら・・・
昨年は辛くてなかなか進まなかった作業が自分でも不思議なくらいスムーズに流れるのです。
心に偽りはありません。
とても心地の良い時間でした。
心が前を向いている感覚。
上を向いている感覚。
このアルバムを完成させたい、その気持ちが優位に立っているのを感じたのです。
じっくりと見てしまうとやはりいろいろな想いがこみ上げてくるので、
今はまださらっと見るようにしています。
でも昨年はできなかったことができるようになっている。
確かにそう感じています。
私たちを支えてくれる人たちの思いやりに満ちた心が
私たちの凍てついた心をあたため、解きほぐしてくれている。
人の温かさが私たちに少しずつ前に進む勇気を与えてくれているのを感じます。
ありがとうございます。
アルバムの様子を少しだけお見せしますね♪
ホストファミリー、本当に楽しかったんですよ~。
子どもたちもほんと!いい顔してます。









 

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