あきみのおみやげ

3年前。
あきみがおみやげに買ってきてくれた花豆。
頼んだのは花豆の甘納豆。
でも売り切れていたらしく、
代わりに買ってきてくれたのは乾燥した花豆だった。
煮るの面倒くさいな、と思い。
ずっと野菜室に保存してあった。
ふと
この豆にこもったおもいを無駄にできるの?
と思い
煮てみた。
おいしい!
煮てよかった。
中途半端に受け取っていたあきみの気持ちを
今日しっかりと受け取れた気がした。
自分の心にもひとつ
折り合いをつけることができたような気がする。
日々の何気ないやりとり。
他愛ない会話。
お互い元気でいるならば
そのひとつひとつは心にも残らず
ただただ過ぎ行くだけなのかもしれない。
でも今。
私にとって
やり残していること
そのひとつひとつが足かせとなり
自ら心を重くする。
だからひとつひとつ手放す作業が必要になる。
この煮豆もそのひとつ。
できなかったことを悔いても
何も始まらない。
今日できること
今できることに目を向け
気づいていきたい。
ひとつひとつ・・・
自分の気持ち
相手の気持ち
それらと
丁寧に向き合っていく。
あらためてそう心に誓った。
花豆からの学び豆
買ってきてくれた花豆と鳩車
 ↓

煮る前(左)煮た後(右)
 ↓

あきみ 自分のおみやげ
奥行きが不思議に見えるフォトフレーム
 ↓

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP