月曜日
乳がんの3年半検診の結果を聞きに出かけた
半年ごとの検診
簡単にいうと
経過を診てもらいにいく ということ
悪くなっていないか?
を診るためのもの
半年前
大丈夫ですよ と結果を聞いた時の気持ち
『 大丈夫なのかあ。。。(がっかり) 』
だった
結果を聞くまで想像もしなかった自分の気持ち
そんな後ろ向きな気持ちに気づいてしまったとき
正直落ち込んだ
私 そんな風に思ってたの?と
あきみがいたとき
『 なんとしてもがんを治したい! 』
そう思った
それ以外考えられなかった
でも・・・
あきみがいなくなってから
がんが悪くなってしまえばいい!
とも思ったし
毎回の検診を受けてはいるものの
もし万が一
悪化してしまっていても
不安を抱かないであろう
自分のこころ
そんなものをうっすらとだけど 感じていた
あきみがなくなってすぐの頃の検診は
行くのがやっと
なぜ行っているのか?なんて考えもしなかった
ただ検診の日が来るから
惰性で出かけていたような気がする
あきみの姿がなくても 日々
楽しいことがあったり
美味しいものを美味しいと感じることができたり
人と話せることが嬉しかったり
それなりに生きてきた
検診の結果を聞くまでは
自分は前を向いている
そう信じていた
でも・・・
自分の感じている気持ちと
心の奥底にしまってあった潜在的な気持ちは
大きくずれていたのだ
残念ながら
まったく正反対のものだったのである
自分の本当の気持ちに気づいてしまったとき
どうすることもできなかった
その時の自分の気持ちを受け止めるのに
精一杯だったのを思い出す
病院を出たあと
しばらくぶらぶらと途方に暮れていた
なす術もなく
そのままその気持ちを味わうしかなかった
自分で自分の気持ちに落胆していた。。。
それから半年
今回の検診で結果をきくとき
私は自分のこころに集中していた
私はどんな反応をするのだろう?
そのことだけが気になっていた
「 結果は大丈夫でしたよ。よかったね。 」
と医師が告げたとき
私は・・・
ほっとしていた
こころからの安堵を感じていたのだ
自分の心からの「生きたい!」がそこにあった
ほっと安堵を感じ
まだまだ生きることができるよろこび
そのことを感じている自分にほっとした
自分の「生きる」と
自分の「こころ」が再び重なり合った瞬間だった
いいえ
再び ではない
もしかしたら
初めて の感覚なのかもしれない
「こころ」と「生きる」が
やっと同じレベルになった
解りにくいと思うけれど
そんな感覚である
あきみがいたころは普通に
無意識にしていたことだった
「 生きる 」 とういうこと
何の疑問も持たずに日々生きていた
生きているのが当たり前だった
あきみがなくなり
あらためて 自らの生そのものに疑問をもち
でも生きるしかほかになくて・・・
一度は疑問を感じた
自らの生によろこびを感じた瞬間
心の底から嬉しかった
やっとここにたどり着いた
そんな3年半検診となった
自分の気持ち
わかっているようで
実はわかっていないことある
ってことに気づいた
まだまだわからないことだらけ
かなり奥深い学びとなった
まだまだ先は長い
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