あきみ父の道のり

 

今日は市の青少年健全育成大会があった

 

あきみ父は青少年指導員として

地域の活動に参加したりしてる

 

活動への参加が始まったのは約3年前

 

ちょうどあきみが旅立ったすぐ後のこと

 

2月にあきみがなくなり

「辞退」も頭によぎった指導員活動

 

あきみ父は自らの意思で

そのすぐあとの4月から

予定通り引き受けることに

 

そもそものはじまりは・・・

 

父親である自分の姿をみせることで

次の時代にはあきみが地域でなにかを担い

活躍してくれることを願っていた

 

そのあきみが自分より先にいなくなり

思い描いていた未来への希望も同時に消えてしまった

 

しかし

あきみ父はそのまま指導員になった

 

そばでみていて痛々しかった

 

大勢の子どもたちを前にする活動がほとんどだったから

 

最初の1年目は出られるときだけ参加する

というスタンスで活動させていただいていた

 

自分の気持ちが向くときは参加

 

どうにも苦しくて気持ちが向かないときは

周囲の理解と協力のもと

遠慮なく休ませていただく

 

という形をとった

 

時が過ぎていくと

少しずつ少しずつ心に変化が起こってくる

 

やがていつしか苦痛に思えた活動のひとつひとつに

喜びや楽しみが感じられるようにあきみ父の心は変化をしていった

 

もちろん

ふとしたときに心にぽっかりとした

感覚はあったみたいだけれど。。

 

そばでみていて

それらの変化がとてもよくわかった

 

笑顔が自然になっていったのと

こころから純粋に楽しめているような

そんな雰囲気を感じることができるようになっていった

 

そうこうして参加し続けてきた指導員

今年で3年目

 

市の育成大会

 

今年は所属する地域が発表の担当地区であったため

打ち合わせ・資料作り・プレゼン練習、などなど

仲間たちと準備を重ねてきた

 

あきみがなくなってから

無理にやらなくてもよかった活動

もしかしたら逃げてもよかった活動

 

わたしにはそう思えることも多々あったのに

 

それでもあきみ父は逃げなかった

 

その場に身を置くことを選び

自らに大きな負荷を与えた

 

わたしはそんなあきみ父をみていて

正直心配もあったけれど

きっといつかやっていてよかった

 

そう思える日がくるのではないか?

 

そんな風にも感じていた

 

そのときは確信などはなかったけれど。。

 

ときを少しずつ重ねていくなかで

活動へ参加する辛さや苦しさのなかに

心地よさややりがいが生まれてくるのを

そばでみていて強く感じていた

 

本人がいちばん実感しているだろうなあ

 

そう思った

 

今日はそんな風に参加してきた活動発表の場

 

あの日あきみをなくしてからの道のり

 

辛く苦しいおもいのなか

なんとかやっと

そのとき精一杯のあきみ父が関わってきた世界

 

踏ん張ったこと たくさんあったと思う

 

そんなあきみ父の歩みをともに感じたくて

会場に足を運んだ

 

会場では多くの来賓・関係者のいるなか

堂々と自分たちの地域活動について

プレゼンをしているあきみ父がいた

 

大勢の人を前に緊張をおぼえながらも

自信をもってひとつひとつ丁寧に言葉を発していた

 

そのときの等身大の自分で育成会に関わってきた道のり

 

それらを自身のことばで表現しているのをみて

なんだかとってもうれしくなった

 

とっても頼もしくって

誇らしく思えた

 

きっとあきみもお父さんのこと

しっかりみていてくれてる

 

「頑張って生きてきたね」

 

たまには自分で自分のこと

褒めてもいいんだよ

 

心からそう思った

 

発表を終えたあきみ父

いい笑顔だった

 

お疲れさま (*´▽`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

    • ☆りかひ☆
    • 2016年 11月 29日

    お疲れ様です。頑張ったかいがありますね。。なかなか出来ないことだと思います。
    素敵なご夫婦の活躍をこれからも楽しみに、そばでパワーを頂いていきますね。

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