創作日記 2017/10/10 – MOD PC

こんばんは。あきみ父です。

 

パソコンを自分で組み立てられることを知っている方もいらっしゃるかと思いますが、

その自作パソコンのなかでも

 

 MOD PC(モッド ピーシー)

 

というジャンルをご存知でしょうか?

 

MODとは、英語のModifyの頭3文字を取ったもので、

MOD PCを日本語で改造PCを言います。

 

こちらに簡単な説明がありますので、ご覧になってみてください。

 

実際に、MOD PCとはどんなものなのかを検索した結果です。

ここをクリック

 

多くのMOD PCは、パソコンのケースを加工して、

透明なアクリルやガラスを使って内部を見えるようにしています。

その中身をいかに美しくインパクトのあるデザインにするかがポイントになってきます。

また、スクラッチビルドというカテゴリーでは、ケースそのものを自作します。

 

 

そして…

今回は、そのMOD PCの制作にチャレンジです!

 

 

その前に基礎知識…

 

市販のパソコンのふたを開けて中を覗いてみると、

電源をはじめ、色々な部品同士を接続するためのケーブルが

ごちゃごちゃっと配置されています。(こんな感じ

 

MOD PCにおいては、中を美しく見せるために、

ごちゃごちゃっとなりがちなケーブル類をいかに隠すか、

また、どうしても見えてしまう場合は、ケーブルにカバーをして、

逆にデザインにアクセントを加えたりします。

 

ケーブルマネージメントという言葉があるくらい、

ケーブルの取り回し作業は、制作者の腕の見せ所になってきます。

 

ケーブルのカバーのことを「スリーブ」

カバーに覆われたケーブルのことを「スリーブケーブル」と言います。

 

以下、スリーブの画像です。

ナイロンをメッシュに編んで筒状にしてあります。もちろん機械で製造されます。

この中にケーブルを通してスリーブケーブルを作ります。

 

スリーブには様々な色があって、上の検索結果のMOD PCたちにも多用されています。

 

 

基礎的な知識を得たところで…

 

今回、PCを制作するにあたって、

このスリーブケーブルを主役にさせようと思い立ちました。

 

検索画像のPCは世界大会などでエントリーされたPCですが、

スリーブケーブルを前面に押し出した作品は見当たりません。

 

これらのスリーブは市販品ですが、今回は、スリーブそのものを自作しちゃいます!

世界的にみても、スリーブを自作したMOD PCを見たことがないので。

 

このスリーブですが、以前紹介しました靴ひもなのです。

実は、MOD PCのために試行錯誤していたものを、靴ひもやアクセサリーに使ってみたのです。^^v

 

 

作品のタイトルは

 

 Oneness(ワンネス)

 

調べてもらうと様々な解説があると思いますが、

そのなかにこんな意味があります。

 

「見えるもの見えないもの すべてのものは一つにつながっている…」

 

今回作るMOD PCでは、見えないもの、すなわちケーブル。

 

これを見せることで、

すべてのもの(部品)は一つにつながっている、ということを表現します!

 

皆さんの自身のことで例えると、

自分の周りにいる人々、動物、植物、などなど

自分の周りにいない人々、動物、植物、などなど、

それらのすべてのこころ、

そして、あきみの世界の人たち…

 

それらすべては一つ。

すべてつながっている。

 

大胆にも、そんな壮大なテーマを表現しようとしてしまいました。^^;

 

イメージ画はこんな感じです。^^

Copyright(c) Purple Sherbet Photography

 

順を追って、制作過程を記事にする予定ですが、

すでに長々と書いてしまったので、まずは完成作品を紹介しちゃいます!

制作の様子は次回以降の記事にします!

 

 

たまご…この形を嫌う人は滅多にいないのではないでしょうか?

 

作品の具体的な形状は「たまご」です。

たまごをかたどることで、一体感(すべては一つ)を表現しています。

 

そして、スリーブケーブルを使って、パソコンのフォルムをかたどっています。

 

「え、これパソコン?!」

なんてお思いになるかもしれませんが、

パソコンです。ちゃんと動きます。性能もまずまずです。

 

 

 

 

先日、秋葉原を中心に展開するパソコン関連のお店(九十九電機)の主催で、

MOD PCを展示、紹介するイベント「MOD PC EXPO 2017」が開催され、

そのイベントに参加、出展してきました。

 

ちょっと恥ずかしいのですが、

プレゼンのライブ映像がYouTubeにアップされていますので、

気が向いたらご覧ください。^^;

(私の映像は、1:53:48付近から2:13:21付近まで)

 

次回、制作の様子をお楽しみに!

 

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