命の大切さを考える日

2月16日
あきみの小学校の行事
「命の大切さを考える日」の集会があった

4年前のあきみの旅立ちから
毎年2月17日は「命の大切さを考える日」として
全校生徒が集う行事が行われている

自分の身は自分で守る という意識をもつことの大切さ
交通事故を未然に防ごう!という啓蒙・啓発が行われている

毎日を楽しんで生きていた「あきみ」という男の子が
ある日突然なくなった事実を再度認識することで
当たり前のことが当たり前ではないこと

命のはかなさや今生きている ということを改めて考える機会として
普段はあまり考えることのない「命」を意識をする場となっている

今年は命日当日の17日ではなかったことから
なんとなく気になり・・・
ちょっと行ってみようかな?と心が動いた自分がいた

そんな気持ちになったのははじめて

事前に学校への申し入れをし快く受け入れていただいた
ありがとうございます

・校長先生のおはなし
どの子にもわかるような言葉で構成されており
あきみの生きていた日々や学校での様子、あきみの人柄などが丁寧に描写されていた

・あきみへおもいを届ける全校合唱
思いっきり歌う子どもたちは愛らしく きらきらと輝いて見えた
思わずつられて一緒に口ずさむ自分がいた

・6年生によるあきみへの手紙の朗読
生徒ひとりひとり・ひとつひとつのあきみとの思い出やその時の様子を綴ってくれた
すばらしい表現の数々から その当時の様子が鮮やかに脳裏に浮かんできた
わたしたちの知らない「あきみの人となり」を知ることができた

4年という月日を経たことを実感する

今 わたしたちの心はずいぶんと穏やかになり
整ってきているのを感じる

小学校の行事を前にかまえたり無理をしていない自分がいる
あきみがいたときのように 自然体でいる自分に気づく

たったそれだけのこと だけど
それがとてもうれしいし 喜ばしい

そう思えるのも
この4年をともに歩んできてくれた人々の存在があるから

あきみをなくし
どうしようもなく悲しみに打ちひしがれているわたしたちが
人の前に姿を現すにはその時々いつも大きな勇気が必要だった

その勇気を与え・倒れないようにしっかりと支えてくれていたのは人だ

・すぐそばにいてくれる人
・会いに来てくれる人
・メールや手紙・花などで存在を感じさせてくれる人
・励ましてくれたり「わたしがいるから大丈夫だよ」
とメッセージをくれる人
・「何もできないけどそばにいるよ」と言ってくれる人
・笑ってしまうくらいの楽しいひとときをともに過ごしてくれる人
・美味しいものをいっぱい持ってきて一緒に食べてくれる人
・あきみの姿がないなか わが家に足を運ぶ勇気を出してくれたお友だち
・にぎやかに楽しそうに心を開放して遊んでくれるお友だちのみんな

まだまだいっぱい
・・・・・・・・

わたしたちのまわりには大勢の人がいた

言葉を交わしたり、会ったりはしないけれど
祈りを届けてくれる人がいたのも感じているし 受け取っている

苦しい状況に陥ったわたしたちにいつも通り接し
いつも以上にことばや心をかけて
あたたかい気持ちを届けてくれた人々・おもい

それらにしっかりと支えられていたわたしたちは
自分自身の持つ精一杯の精神力を引き出すことができた

そして この状況を受け入れる覚悟とともに
生きていく術・学びに意識を向けることができた

今もまだまだ道半ば

今年 あきみの学年は卒業を迎える

もちろん あきみの姿はない
けれど
ともに春を迎える気分にまで自分たちの心が進んでいるのを確かに感じる今日この頃

その背景にある多くの存在への感謝の気持ち

あきみとともにお礼を伝えたい

「ありがとう」


2月18日
わがやのミモザ
今年はすこし遅めの開花です

 

 

 

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