がんの仲間と

先週末はがんの仲間とひとときを過ごした
あきみが一年生のとき
乳がんを経験した
手術・入院のわずか10日の間に知り合った人たち
6人のなかまたち
ひとりは福岡
ひとりはカナダ
それぞれ遠方から
日本都内の病院に検診を受けに来ている
今回
カナダからの帰国にあわせて
いつものようにみんなで集まった
表参道でのランチ
その翌日は高尾山にでかけた
両日ともいいお天気
美味しいランチ
楽しいひととき
他愛ない会話を交わすよろこび
半年に一回の同窓会
お互いの元気を感じる時間
今回は高尾山への登頂もできた
入院当時は考えられないくらい
みんな元気になっている
傷の痛みやその後のトラブルが全くないことはない
けれど
それぞれが それぞれの状況と
自分自身でしっかり向き合い
納得しながら選び・進んでいる
すべて受け止め
全力で生きている
そういう仲間たち
頼もしい
あたたかい
一緒にいて心地よい
入院着での初対面から3年半
そこからの月日の流れを感じる
あのとき人間として寄り添ってくれたあきみは
今はそのあり方が少し変わって
別の次元で生きている
すばらしい仲間とめぐり合えたことへ
感謝の気持ち
がんという病気になったからこその
たくさんの経験と贈り物に
今 気づいている
こういうとき
物事には良いも悪いもないんだな と
心からそう思う
ある一面は自分には嫌なことであっても
ほかの一面は実はめぐみであったりする
物事は一面のみで語ることはできないし
多くの複雑な要素が絡みながら存在してる
それに気づいて意識を拡げ
ありがたく感じるのも自分
反対に
失ったものばかりに意識を集中させ
嘆いて暮らすのも自分
その選択は個人の自由意思に任されている
わたし個人としては
ひとつのことだけに集中・執着せず
ただただありのままの事実を感じたい
それらすべてを
そのときの自分の気持ちを
様々な経験は自身の気づきの幅を
きっと拡げてくれるから・・・
これからも生きている限り
様々なことを経験していきたい
澄んだ目で物事をとらえ
純粋にそれらを感じ・味わっていこう
がんの仲間と会うたびに
私のこの思いは深まっていく
わたしの人生はしばらくつづく・・・
(だろう)
 

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