こんばんは。あきみ父です。
たくさんの和紙をさわってみると、
それぞれに違いを感じることができます。
例えば、さわり心地。
友禅和紙の場合は、
印刷の仕方だったり、
型染だったり、
エンボスのような加工だったり、と。
ざらざら、つるつる、ぼこぼこ、色々です。
硬さ。
しっかりと折り目が付く和紙。
ふにゃっとした和紙、など。
そして、厚さ。
厚さにも違いを感じることができます。
手元にノギスがあるので、試しに測ってみることに。^^
6枚の和紙を選んで、感覚で、
薄い順に、左上から横に、右下へ順に並べてみました。
気になる、測定結果は?!(単位はミリセンチです)
で、
順番はこの通り…
なかなかの感覚です!
実は、このノギスの精度は±0.03mm。
なので、真ん中あたりは誤差の範囲なので、
正確には順番は入れ替わるかもしれません。
ですが、
左上(0.13mm)と右下(0.18mm)は、若干強引ではありますが、
誤差も考えたうえで、
「左上 < 右下(左上より右下が厚い)」
と言っていいと思います。
と言うことは、
人間の感覚は、0.1ミリ以下の厚さの違いを感じられるのです!
すごい!!
実際、この2枚をさわってみると、
明らかに厚さが違うなと感じます。
先程、若干強引と書きましたが、
正しく誤差を考慮すると、
左上の厚さは、0.10mm~0.16mmの間
右下の厚さは、0.15mm~0.21mmの間
となるので、
右下の方が「絶対に」厚いとは言えないのです。
逆にこのことは、
人間の感覚の方が、測定機器より勝っている
と言ってもよいのではないでしょうか!
やっぱり、人間の感覚はすごい!!
さてさて、これらを折ってみると…
うん!かわいらしいですね。^^
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