創作日記 2016/11/5 (人の感覚)

こんばんは。あきみ父です。

 

たくさんの和紙をさわってみると、

それぞれに違いを感じることができます。

 

例えば、さわり心地。

 

友禅和紙の場合は、

印刷の仕方だったり、

型染だったり、

エンボスのような加工だったり、と。

ざらざら、つるつる、ぼこぼこ、色々です。

 

硬さ。

 

しっかりと折り目が付く和紙。

ふにゃっとした和紙、など。

 

そして、厚さ。

 

厚さにも違いを感じることができます。

 

手元にノギスがあるので、試しに測ってみることに。^^

 

6枚の和紙を選んで、感覚で、

薄い順に、左上から横に、右下へ順に並べてみました。

 

気になる、測定結果は?!(単位はミリセンチです)

 

で、

順番はこの通り…

なかなかの感覚です!

 

実は、このノギスの精度は±0.03mm。

なので、真ん中あたりは誤差の範囲なので、

正確には順番は入れ替わるかもしれません。

 

ですが、

左上(0.13mm)と右下(0.18mm)は、若干強引ではありますが、

誤差も考えたうえで、

「左上 < 右下(左上より右下が厚い)」

と言っていいと思います。

 

と言うことは、

人間の感覚は、0.1ミリ以下の厚さの違いを感じられるのです!

すごい!!

 

実際、この2枚をさわってみると、

明らかに厚さが違うなと感じます。

 

先程、若干強引と書きましたが、

正しく誤差を考慮すると、

 左上の厚さは、0.10mm~0.16mmの間

 右下の厚さは、0.15mm~0.21mmの間

となるので、

右下の方が「絶対に」厚いとは言えないのです。

 

逆にこのことは、

人間の感覚の方が、測定機器より勝っている

と言ってもよいのではないでしょうか!

 

やっぱり、人間の感覚はすごい!!

 

さてさて、これらを折ってみると…

うん!かわいらしいですね。^^

 

 

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