一夜明け
リリイはどうやら大丈夫そう
なんとか乗り切ってくれた
ただ
足は立たず・・
ごはんも食べたがらない
なんとか!と思い
あきみ父がフードを掌に載せて
リリイの口元にもっていく
少しだけ食べてくれた
でもほんとにほんの少しだけ
もしかしたら・・・
と思い
今度はドライフードではなく
レトルトパウチのような水分多めのフードをあげてみる
食べた!
やっぱりおなか空いてる
ひとつ食べ終え
もうひとつ!と思って出してみる
が
ふたつめは食べなかった。。
水だけはかろうじ飲んでくれるけど
26キロの大きな身体は
こっれっぽっちじゃ絶対に足りてない
大好きなりんごをうす~く切って
口の前にもっていってみる
クンクン匂いを嗅いで
ほんの1~2切れ
食べてくれる
リリイ
これじゃ足りてないよ・・
そう思いながらも
少しでも口にしてくれることに
その都度
一喜一憂してるわたしたちがいた
でも
もしかしたらリリイは心配してる家族のために
無理して食べてくれていたのかもしれない。。
口の前に無理にもっていくことで
そのときはつい反射的に食べてしまう
そんな風にもみえた
下痢と嘔吐を繰り返すリリイ
「もうわたしの身体は食べ物を消化できないんだよ」
そう訴えているんだ・・
わたしたち家族はその姿から
リリイのそんな声を聞いたような気がした
自分の身体の変化に気持ちが追いつかないリリイ
と
リリイの変化をうまく感じ取ってあげることができない
わたしたち
それぞれが
互いに戸惑っていた
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