リリイの体調急変から
その速度がいったん緩んでくる
リリイはなかなか思うようにいかないその身体で過ごし
身の置き場のない感覚を逃すのが上手になってきている
リリイなりに
なんとか受け入れようとしているのを感じる
急変から脚力が大幅に落ちていたため
夫婦二人で前と後ろに分かれてリリイを抱きかかえ
おしっこ・うんち・嘔吐のフォロー
時間にして大体2~3時間の感覚
リリイの息が荒くなると
その都度
抱きかかえて外に出る
なくなる前
動物は余分なものを排泄し
身体の中をきれいにしていくようだ
きっとその自然現象なのだろう
朝は5時過ぎに外に出て用を足す
前足は力強いが
後ろ足はなかなか力が入りにくくなっている
それまでの凛々しくあったリリイを思うと
その姿はなんとも切なくて胸が痛む
でもリリイは生きることに必死だ
今このような身体であっても
なんとか自力で排泄したい
リリイの全身と力強いまなざしから
その強い意思を感じる
そばにいるわたしたちに
唯一できることといったら・・・?
リリイの「生きる!」を支え
そばにいること
リリイの排泄のとき
わたしたち夫婦も
同じように腹・足・腰に自然と力が入っていることに気づく
4日目の朝の排便のあと
まだ少しだけ自力で歩くことができるリリイに
「ハウス!(家に入ろう!)」と声をかけると・・・
なんだかなかに入りたくない様子
どこに行くのか?様子を見ていると・・・
駐車場の敷地内で足が止まった
空気が清々しく
風が心地よい
「そっか。まだ外にいたいのね?
ん~ じゃあもうしばらく外で過ごそうか?」
と早朝から外で風にあたりながら過ごすことに・・・
日差しも強くなっていたので
傘で簡易的に日よけしたりして・・・
ほんの少しだけね のつもりだった
この「外でのひととき」
いつのまにか日々の日課になっていくであろうことなど
このときのわたしたちには
予測などできていなかった
外にふかふかのおふとん出しちゃった~
風は心地よいけど
なんとも辛いとき
あるんだよなあ
だれか通ってるなあ・・・
外ってだけで気分いいよ♪
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