リリイとわたしたちの12日間 ~平穏な日々~

 

リリイの体調急変から一週間

 

リリイと外で過ごすことが当たり前になっていた

 

朝起きるとまずは外へ

 

いちばん大切な目的

排泄を済ませ

あとは外で過ごす準備が着々と進んでいく

 

お天気も崩れることなく

 

毎日外へ出よ といわれているようだ

 

朝一番のお客さんは犬のお友だち

 

といっても

その犬とはリリイが外で過ごすようになってから出逢った

 

毎日リリイの様子をみに立ち寄ってくれる

 

その子はまだまだ若くて

ゆったりと横たわっているリリイよりも

遊んでくれそうな人間の方に興味があるみたい

 

若い頃のリリイなら相手できるけれど

年老いて身体がつらい今

元気に相手をすることはできず

ただじっとその子の様子を見ていた

 

こういうときのリリイは

いったい何を思っていたのだろう?

 

ごはんももう何も食べなくなっていた

 

それでも

もしかしたら次はほんの少しなめるかも?!

などと思う

 

すりおろしたりんごやアイスクリーム

犬用の介護食など

その都度口の前にもっていってみる

 

たまにほんの少しだけペロッとひとなめ

 

リリイが食べられないのは

もう充分わかっている

 

それでもね

 

ほんの少しでも

味だけでも感じることができたらいいな

なんてことを思ったりして

 

でも

わたしたちを喜ばせるためだけに

無理をすることはしてほしくない

 

だからといって

食べないとどうなっていくのか?

 

なんてことは容易に想像できてしまうものだから

 

わたしたちの心は

いつもすべてが隣り合わせで

なんとなく複雑だった気がする

 

食べる食べない

決めるのはリリイ

 

その選択だけはできるように・・・

 

しておきたかったのかもしれない

 

リリイが

日に日に弱っているのは感じながらも

毎日外で過ごすことができていて

ほんの少しなら自力で立っていられるリリイをみていると

本当にこのまま衰弱していってしまうなんて

その先はどうしても想像できなかった

 

下痢・嘔吐を繰り返し

 

リリイのおなかのなか

もうすでに空っぽに近い状態にまでなっていた

 

それなのに

もしかしたら・・・

 

このまま少しずつ食べるようになって

元気になっていったりするかもしれない

 

そんなことが頭に思い浮かぶくらい

心は常に平穏な日々が続いていた

 

外は明るくて風も気持ちいい♪

ヒペリカム

お花が咲いて実もできてる~

 

少しだけリードをつけて

家のまわりをお散歩

いつもの気分になれるから

 

お父さんの抱っこは安定してる~

わたし大きいから

今まであまり抱っこはなかったなあ

この際だから抱っこしてもらっちゃおう!

(リリイの一人抱っこ

 あきみ父は練習してずいぶんと上手になった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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