それぞれの勇気

あきみのともだち・そのお母さんと話していて考えたこと
あらためて気づき感じていること

自分自身の記録として
色々感じている「今このときに」言語化しておこうと思う

『あきみをなくし悲しみにくれるわたしたちとそのまわりの人々の軌跡』
・まわりの人の勇気 → 放っておかなかった勇気
あきみの突然の死という状況におかれたわたしたちに対し
関わらない、という選択もあったと思う
それを自らの勇気をもって一歩踏み出し
関わろうと試みてくれた人々の存在が数多くあったこと
・自分たちの勇気 → 自分で自分を別視することなく人の前に出る勇気
自分で自分のことを特別扱いしてしまうことは一見自然なあり方のように感じる
しかし そうすることで他者との間に大きな隔たりができる
そしてその隔たりは自分のもつ可能性をこの先ずっと狭めていってしまうかのように感じた
なにより あきみがそのことを望むとは思えなかった
苦しい状況のなかでなんとなくだけどそのことにきづいていた気がする
わたしたちは人々の差し伸べてくれる手に自然と素直に
身を委ねる選択をしていたように思う
・ただ一緒にいる勇気 → 互いが互いの立場を感じる勇気
苦しい状況はみな同じだった
それぞれがそれぞれに 互いの立場における苦しみがある
そのことに気づくことができたとき
この状況において
どの人間もなにもできない、なすすべもない
わたしたちはみな同じ状況にある
心からそう感じることができた
どうしようもない苦しみのなかにおいて人間は無力でなすすべがない
存在そのもので支え合うことしかできない
そのことを感じたからこそ
ただじっとそばに居続けることができたのかもしれない

つらい状況は決して変わることがないことを頭でしっかり理解していた

そのとき自分のできること
そのことに集中し ひとつひとつに心をこめた

まわりにいる人々とともに時を重ね
その時々のおもいを共有しながら歩いてきた

そして今なおそばに居続けてくれる人々と
当時は言葉にするのもつらくて苦しくて難しかったことでさえ
今は心置きなく自然体で話すことができている自分がいることに気づいた

「わたし」と「他者」の自然でフラットな関係

人の存在はすごい

人は人を勇気づけ 癒し 生きる力を与えることができる

あきみを見送り
苦しい状況を生きてきた道のりの上に「今」がある

まわりの人々の存在を頼りに
歩みを進めてきたわたしが「今」実感し 味わっていること

そしてこの歩みをあきみはいつもそばでしっかりと見守り・支え
導き続けてくれているのを強く感じる

わたしはあきみがあきみであること
その人生そのものに心からの喜びを感じる

あきみの人生に感謝している

 

 

 

 

 

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